観音崎公園では梅雨時期になると、落葉の積もった地面から突然現れる、葉のない白い花茎だけの「タシロラン」が自生。今年も園路沿いで花をひっそりと咲かせ、短い開花時期を終えた。
明治期に長崎で発見されたランの一種。葉緑素を持たないことから生きるために必要な栄養を光合成では補わず、共生する菌類(腐朽木や落葉などに発生する腐生菌)に頼っている菌従属栄養植物。花茎には多い個体で十数個の花がつき、赤紫色の斑点をちりばめたラン特有の形状となる。花茎の寿命は短く2週間ほど。この時期だけの植物で、準絶滅危惧種に分類される希少な品種だ。
詳細は同園パークセンター【電話】046・843・8316
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