「日本一の数」と称される横須賀のトンネルの魅力に迫るガイドツアーが今月17日、約20人の参加者を集めて行われた。入り組んだ谷戸に特徴的なトンネルがいくつも点在している追浜〜田浦地区を徒歩でめぐる企画。トンネル探究家でツアープランナーの花田欣也さんが案内役を務めた。横須賀には、生活道路や鉄道として建設されたトンネルが150本以上も存在し、「目的や造られた時期が異なっていることで、多彩な表情と歴史の奥深さを感じることができる」と花田氏。追浜東町と浦郷町をつなぐ生活道路として100年以上も前に素掘りされた高さ約6メートルの「筒井トンネル」は、元々出入り口が急坂で勾配を緩やかにするために、底を掘り下げる工事を行ったことが”のっぽ”になった理由とし、トンネルの背後にある誕生経緯を説明した。このほか難工事を経て完成した「梅田トンネル」、明治・大正・昭和の世代をまたいで建設された3つが並ぶ「JR田浦・七釜トンンル」なども紹介した。
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