相模湾江の島沖をレース海面に開かれた東京五輪「ウインドサーフィンRS:X級」に出場した田浦町在住の須長由季選手=写真=は、総合12位の成績で上位10選手のみで競われるメダルレース(決勝)進出を果たせなかった。
レースは先月25日に開幕し、29日までの間に全12レースが行われた。初日は苦手とする微風コンディションに苦しんだが、2日目の第4レースに見せ場が訪れた。日本の東海上に発生した台風8号がイレギュラーの東風を吹かせ、風速7〜8mの得意な風域に。コース上に設定された最初のマークをトップで回航し、そのまま3位でフィニッシュ。世界と伍して戦える実力を見せつけた。第10レースでも7位に食い込み、総合成績のポイントを縮めてメダルレースまであと一歩に迫ったが、詰め切れなった。「トップ10付近の選手は、世界チャンピオン経験者や五輪メダリストばかり。その一角を崩すことができなかった。とにかく精一杯一生懸命やった結果なので後悔はない」と須長選手。
次のパリ五輪でウインドサーフィン種目は艇種が変更となる。ライバルたちが道具を乗り換えて準備を進めている中、須長選手の動向が気になるが、今後の活動は未定という。「少しゆっくり楽しいウインドサーフィンをしたいと思っている」とコメントしている。
|
<PR>
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|