ご当地カクテル「横須賀ブラジャー」が10周年を迎えた若松新生商業組合長の 北見 雅則さん 市内在勤 67歳
仕事は遊びのように
○…横須賀屈指の呑み屋街、通称「若松マーケット」。一見客が足を踏み入れにくかった雰囲気を変えようと、商店街メンバーらによって10年前に動き出した企画の一つがご当地カクテル「横須賀ブラジャー」誕生。コロナ禍の営業自粛により消えた街の賑わいを取り戻す”のろし”として改めてこれの周知に努める。「通って下さった方々に感謝。この思いを少しでも伝えられれば」
○…コロナショックによるこの街への影響は甚大だが、休業補助金によって存続できている店も多い。「皆さんのご協力で店も街もなんとか存続できている。これから徐々に恩返しをしていきたい」という。アフターコロナを見据え、まず着手を目指すのが防犯カメラと道路の整備。一朝一夕にはできないが客に長く愛され、また通ってもらう安心・安全な街づくりに力を入れる。
○…横須賀高校出身で、卒業後も友人と度々遊ぶのは決まって横須賀だった。大学卒業後は大手音響メーカーの営業や商品企画など国内外で活躍。その後役員を経て、独立起業。そんな中、若松マーケットにある居酒屋の経営を、常連客であった横高の先輩からの”勧め”で引き継ぐことに。つまみ5品から始めたという店を来年で”満9歳”を迎えるまでに育て、自身は組合長になるなど、「呑み屋の店主」がすっかり板についた。
○…周りを不快にする客は断る自称「メンバー制」居酒屋の店主。一見強面だが相手に向き合うからこそ時に厳しく温かい。そんな人柄に惹かれて”メンバー”が集う。組合の仕事も加わり昼夜忙しいはずだが、「仕事は遊びのように、遊びは仕事のように」と笑う。「楽しくなければ仕事じゃないよ」。その一言にこれまでの人生のすべてが詰まっている。
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