クラシックギタリストで11月28日にソロリサイタルを行う 荒井 一穂さん 野比出身 30歳
魅惑の音色で聴衆惹きこむ
○…柔らかく哀愁を帯びた音色や力強く豊かな響き。クラシックギターの表現は多種多様―。ヨコスカ・ベイサイド・ポケットでソロリサイタルに臨む。
○…父が通うギター教室で、「自分もやってみたい」と手にした。8歳で初めて弾いた曲は「かっこう」。メロディを奏で、上達する喜びを感じた。翌年、原善伸先生の教室へ移り、学生ギターのコンクールに挑戦。「小学校高学年の部」で2年連続1位となった。師匠の最年少門下生として、ドイツでも演奏。ただこれ以降、「練習が嫌いになりかけた。当時の自分にはやりきったという感覚もあった」。中学では、ギターと距離を置いていた。
○…高校に入っても楽器を触ることはなかったが、2年生で進路を考えていた時期、前触れもなく恩師の原先生から音楽大学への進学を薦められた。ブランクがある自分になぜ?と思いながらも再びギターを抱えた。「弾く感覚は手が覚えていた」。練習を重ねて洗足学園音大への入学を決め「自分にとって新たなトライ」。ギター人生の第2ステージでは、国内トッププロの指導を受け、「この楽器一本で切り開きたい」と在学中にプロへの道を決意。ソロ・アンサンブルのステージやレッスン指導でその魅力を伝えている。
○…昨年は、コロナ禍もあり動画演奏も始めた。配信の名称は「筋トレギタリストかずーい」。身体を整える趣味の一つだが、筋トレの動画はなく、甘美な音色を響かせている。5月に初めてのCDをリリース。その曲たちを有観客で初めて披露するのが、今回のリサイタルだ。「大曲の多い挑戦的なプログラム。横須賀にはこんな音楽家がいるんだ、と知ってもらいたい。聴衆を惹きこむ自信はある」
|
|
|
|
|
|
|
<PR>