湘南学院高校(佐原)で11月26日、ミニ文化祭が開かれ、そのフィナーレを飾るイベントとして大小数百発の花火が打ち上げられた=写真。
昨年は台風の影響で中止を余儀なくされ、生徒たちにとって待ちに待った文化祭。生徒会メンバーが中心となってプログラムが企画され、同校講師で花火師の安部英次さんが演出に協力した。
夕闇が空をぼかし始めた午後4時半すぎ、グラウンドには花火の幕開けを告げるチャイムが鳴り響いた。直後、クルクル回る仕掛け花火や上空約150m地点で弾ける3号玉、スターマイン(速射連発花火)など息もつかせぬ展開で、秋の宵は満開の輝きで彩られた。それに呼応するようにBGMが流れ出すと、生徒らは互いに肩を抱き合い、左右に身体を揺らしながらリズムを刻んだ。なかには感極まって涙する生徒もいた。
安部さんは「コロナウイルスの影響で修学旅行が中止になるなど、我慢を強いられてきた生徒たち。煌びやかに輝いた花火が学生時代の思い出として、ずっと心の中に残るものになれば」と話した。
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