コロナ禍において様々な制限がある中、対面販売を基本とする商店街への影響は甚大だ。市内一番の繁華街である横須賀中央地区も例外ではない。そこで新型コロナウイルスの感染予防を講じながら集客に力を入れるため、複数商店街横断組織である「ヨコスカダウンタウンクラブ」が奔走している。
「ヨコスカダウンタウンクラブ」とは中央地区5商店街の若手メンバーで構成され、これまでに「ハロウィン」や「キッズフェス」といったイベントを展開し、エリア一帯の盛り上げに尽力してきた。2020年に起きたパンデミック以降、そうした活動も休止を余儀なくされた。しかし手をこまねいてばかりいられない―。そこで立ち上がったのが新たに代表理事となった藤原道和さんだ。
ワクチンの接種率向上を目的とした横須賀市からの補助金を活用し、中央地区の商店を紹介するガイドマップを紙媒体とスマホアプリで制作。加盟店の中には接種済証明書を提示すると特典を提供する店舗もあり、接種率と来街者の向上を図るものだ。当初の計画ではこれらを活用したスタンプラリーや抽選会といったイベントも大々的に行うはずだったが感染状況もあり、ガイドマップ製作に注力。アフターコロナを見据え、加盟店舗からの情報発信ツールとしてのプラットフォームを整えた。
代表理事へ就任した藤原さんは中央地区にあった家庭用品店「フジワラストアー」の経営会社の跡取り。商店街活動に携わってきた先代をよく知り、道和さんにも期待を寄せる近隣商店主もいる。未曽有の状況下で重責を担う身として今後を見据え、特にアプリを活用した集客に力を入れていく。「約半年間かけて仕上げた我々の活動の結晶。ガイド冊子とアプリをご覧いただいて中央地区のお店が頑張っていることを知り、楽しく足を運んでほしい」と呼びかけた。
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