衣笠商店街連合会が中小企業庁所管の「はばたく商店街30選」に選出された。2021年度の表彰では横須賀市内や三浦半島からは唯一、神奈川県内では同連合会を含む3商店街のみ。
全国の中で地域の特性やニーズを把握し、創意工夫を凝らした取り組みで地元経済の活性化や地域発展などに貢献している30の商店街が毎年表彰されている。「自治体・地域連携」「人材・担い手」「生産性向上」「観光(域外需要)」の4分野のうち、同連合会は「観光(域外需要)」として評価を受けた。
JR衣笠駅周辺に広がる衣笠大通り商店街と衣笠仲通り商店街で組織される同連合会。飲食店をはじめ、生鮮三品、ドラッグストア、医療機関、物販店など、バラエティ豊かな「商店街然」とした昭和の赴きを色濃く残しているのが特徴。表彰ではこれまで行ってきた事業の中でも特に、空きテナントを活用した子ども向け屋内遊びスペース「まちなかキッズパーク」の開設やアニメ「ハイスクール・フリート」とのタイアップ事業により、周辺住民のみならず全国から幅広い層の集客へ繋がったことを評価された。コロナ禍以降は遠方からの来街が難しくなってしまったことから、タイアップグッズの通信販売も新たに実施。またポイントカードのシステムを活用して顧客分析も行っており、行政などの関連機関と連携が撮れている運営体制も評価された。
木継芳孝会長は「コロナ禍以前の事業が多く、現状では変更せざるを得なかったものも多くあるが、こうして高い評価を受けたことは光栄。受賞の原動力となった商店街の若手メンバーの発想力と行動力で、アフター・ウィズコロナ時代への取り組みに繋げていきたい」と喜びと抱負を語った。
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