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横須賀版 公開:2022年7月22日 エリアトップへ

ピースネットワーク横須賀orizuru代表で被爆体験の伝承活動を展開する 加藤 和之さん 米が浜通在住 50歳

公開:2022年7月22日

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被爆体験伝承、生きる使命に

 ○…戦後70年を越え、被爆体験を語れる人が少なくなる中、戦争や核兵器の悲惨さを若い世代に伝える「伝承者」の育成が急がれている。広島市が進める講座に参加し、長い研修を受けた。約1万字の「講話原稿」を自ら作成し、それを45分かけて語りかける。

 ○…被爆者の講演や展示を行う「被爆体験を語り継ぐ会」の活動に誘われたのが4年ほど前。「無知ではいけない」と思い立ち、夜行バスで広島へ。平和記念公園で海外の人が祈りをささげている様子に、はっとさせられた。間を開けずして再訪し、資料館で手にしたのが「語り部(伝承者)募集」のチラシ。被爆者の声を誰が伝えるのか―。自分への問いかけに聞こえた。広島へ赴くこと20回以上。被爆の実相を学び、「証言者」の話を聞きながら講話原稿を作成する研修が2年以上続いた。被爆地に千羽鶴を奉納する活動も展開しながら、ようやく「伝承者」の認定が確定。語り部としての活動をスタートさせる。

 ○…佐野町出身。30歳を過ぎた頃、先天性の血液疾患で下肢が不自由になり、10年前に左足を切断した。2年半の懸命なリハビリを経て、タクシードライバーとして社会復帰したが、2年前に悪化。立ち上がることもできなくなった。「自分の生きていく価値を見出していく。その一つが平和授業だった」

 ○…今は投薬とリハビリの傍ら、車椅子でどこへでも出かけていく。ただ、外食は店舗入口の段差で入りづらい―などハードルが高く「食べたいものは家で作る」と知恵を凝らして楽しんでいるが、それは「バリアフリーとは」との問いかけにもつながる。「障害者理解の種を撒くため、自分の身体を見せながら伝えていきたい」という2つの想いが活動の源だ。

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