障害の有無や年齢に関わらず音楽を楽しめる「小さき花の音楽会」が10月19日(土)、横須賀市本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれる。手掛けるのは同市出身で兄弟ピアノ連弾デュオ「レ・フレール」の斎藤守也さん(50)。「生の音楽に触れて心を軽くしてもらえたら」と来場を呼び掛ける。
9月28日は本町の商業施設で「星に願いを」や人気アニメのテーマソングなど、子どもたちにも馴染み深いピアノ曲を次々に披露。来場者は体を揺らしたり、手拍子を打ったりして楽しんだ。音楽会の告知を兼ねて共催する横須賀芸術文化財団が企画した。
音楽会は2018年から全国で開いており、横須賀では昨年に続いて2度目。息子に障害があり、通院時に演奏した経験がきっかけで、ライフワークとして病院や施設での演奏を続けている。
掲げるのは「心のバリアフリー」。通常のコンサートとは異なり、演奏中に声を出したり、動いても良い。会場には車いすやマットで鑑賞できるフロア席を設け、手話通訳や歌詞のスクリーン投影、補助犬の入場などのサポートも用意した。
「音楽は心の解放。苦労や生きづらさを抱える人も安心してコンサートを楽しんでほしい」
午後2時開演(1時30分開場)。高校生以上3千円、4歳〜中学生1800円。問い合わせは横須賀芸術劇場【電話】046・828・1602。
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