理科研究の成果や優れた製作物を世代横断で一斉展示する「みんなの理科フェスティバル」が、深田台の横須賀市文化会館と横須賀市自然・人文博物館の2会場で開かれている。「理科」で異世代をつなぐ試みとして同博物館が初めて企画した。小学生の自由研究から市内に拠点を置く官民研究機関、防衛大学校の成果発表など多彩な構成。期間は今月19日(火)まで。
これまで各年代で個別に行っていた研究成果の発表を一元化。文化会館のスペースを活用して一斉に展示紹介している。寄生虫のアニサキスの生態解明に挑んだ研究発表で、先ごろ県知事賞を受賞した馬堀中学校3年の松下竜大さんの作品も飾られている。
同博物館は、理科を共通テーマに異世代交流を活発化させる狙い。市内に点在する研究機関や大学施設の取り組みなどの市民周知も意図している。
期間中は、展示作品を自由に見ることができる。16日(土)は「自然館ミュージアムトーク」と題して、博物館の学芸員が理科フェスのみどころをポイント紹介。同博物館の看板展示物であるナウマンゾウの骨格標本などの解説も行う。時間は午前11時から正午まで。
17日(日)には子どもから大人まで、各研究者が取り組みの中身を紹介する。時間は午前10時と午後2時の2部制。場所は文化会館3階第1市民ギャラリー。
なつかし道具で昭和回顧
同博物館では、16日(土)から昭和の庶民の暮らしにスポットを当てた特別展示「なつかしの道具展〜遊んで学ぶ博物館」が始まる。
昔の茶の間=写真=を再現するほか、漁師のハレ着として用いられていた「万祝」(まいわい)の復刻版を披露。製作過程を映像で紹介する。長井地区から寄贈を受けた日本最後の海軍大将、井上成美さんゆかりのオルガンも展示。期間は来年4月8日(日)まで。
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