5連覇に挑む常勝校の野比東小は今回、4チームが参加する。練習では400回を超えるジャンプを記録しているチームもあり、「普段通りの力を出せばいい。みんなならやれる」と指導役の島田忠昭教諭はメンバーを集めて鼓舞した。
野比東には勝利のメソッドがある。大縄の回し手は小さな弧を描くように選手の頭上すれすれをキープし、早いピッチでリズムを刻むように跳び続ける。これにより体力の消耗を最小限に抑え、回数を伸ばすことができるという。この手法で一昨年には1000回の大記録を打ち立てており、”勝利の方程式”を今回も用いる。
秘策はもうひとつ。選手全員が競技中に握りしめるペップカードだ。表面に「めざせ五連覇」、裏面には「仲間を信じて助け合おう」の言葉が記し、気持ちの共有を形にしている。
チームは学年横断で編成されており、前回の優勝を経験した選手が在籍。強さに切れ目がない。キャプテンを務める関屋夏帆さん(6年)は「ライバルは卒業した先輩たち。1000回をめざす」と力強く話した。
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