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横須賀版 公開:2018年11月30日 エリアトップへ

横須賀市 「地域の足」運行後押し 追浜のコミュニティバス

社会

公開:2018年11月30日

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車体には運行ルートのステッカーを掲示予定
車体には運行ルートのステッカーを掲示予定

 追浜地区東部の高台から追浜駅・横浜南共済病院を循環している「ハマちゃんバス」が、交通事業者によるコミュニティバスとして12月3日(月)から試験運行を始める。これまで乗客や地域の寄付による自主運営をしていたNPO法人から、市内のタクシー会社が業務を引き継ぐ。路線は継続し、運賃を徴収する方式に変更される。

タクシー事業者が引き継ぎ

 急坂や狭い道が多く路線バスの走らない高台の交通不便を解消し、高齢者の外出を支援しようとNPO法人「ふぉーらむ」が2012年に運行を始めた「ハマちゃんバス」。自家用自動車(白ナンバー)による有償運送が法律上できないため、乗車料金を無料にし、利用者から謝金を募る形で運営、運転もボランティアが務めていた。1日の利用者は120人前後と需要があるものの、ドライバーの高齢化や謝金形式の運営方法見直しなどが長年の課題となっていた。

 横須賀市は今年度、コミュニティバスの在り方などについての「地域公共交通会議」を立ち上げ。「ハマちゃんバス」の運行に関して、行政関係者や交通事業者などを交えて協議し、日の出タクシー株式会社(吉井/大塚寿幸代表)が同路線を引き継ぎ、有償で試験運行することになった。

継続性がカギ

 同社では市の補助を受けて、新たに9人乗りのワゴン車を導入。乗車人数が増えたケースを考えて、大型タクシーも配備している。ドライバーは7人が交代で運行する。市では、利用者に向けた運営事業者の変更の呼びかけやバス停の更新などを行うほか、地元の町内会やマンション管理組合など10団体による「ハマちゃんバス運行協議会」と事業者の3者で連携。利用者の意見や改善点などを話し合う場も継続して設けていく。

 「これまで、事業者が6年間積み重ねて運営してきた”地域の足”。地元の声を聞きながら進めていきたい」と大塚代表。また、同法人の嶋田さんは「路線継続という良い方向に向かって嬉しい。今後は、利用者や協議会と事業者を繋ぐ役割になれれば」と語った。今後は、半年間の試験運行を経て本格実施を申請する見通しだという。

 走行ルートはこれまでと変わらず、県営追浜東団地集会所から追浜駅・南共済病院(朝2便のみ)を巡回する。運行は平日月曜日から金曜日の午前8時23分から午後4時23分の間で1日12便。料金は300円(小学生150円)を徴収する。

 試験運行に関する問い合わせは、市交通計画課【電話】046・822・8507

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