医師や医療関係者が集まり、持続可能な医療の提供システムなどを学ぶ「日本医療マネジメント学会 神奈川支部」主催の講演会が今月9日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケットで開かれ、横須賀共済病院の長堀薫病院長と自民党厚生労働部会長の小泉進次郎衆議院議員が対談を行った。テーマは「医療から開ける未来」。診断や治療にAI(人工知能)を活用する「AIホスピタル」を推進する共済病院の先駆的な挑戦が紹介された。
同院では、医師や看護師の負担軽減を目的に昨春から音声認識技術を導入。全体の仕事の約3割を占めるというカルテの入力業務を医師や看護師が機器を装着して診察や応対することで省力化を進めている。「時間を患者とのコミュケーションションに割くことが可能となり、勤務時間の短縮にもつながる。医療業界が抱える課題を一気に解消できる」と長堀病院長。現場を視察したという小泉議員は「共済病院の取り組みが全国に広がることを期待したい」と述べた。
小泉議員はAIとは別の視点で、がん検診の受診率に言及。全国的に伸び悩む中で90%以上の受診率を達成している東京都八王子市の事例に触れ、特定健康診査の結果から個別にガンのリスクをチェックし、検診を呼び掛けるアプローチが功を奏しているとした。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>