逸見地区を盛り上げる有志グループ「おゆきの会」会長の 小林 眞由美さん 小矢部在住 61歳
挑戦する一歩の大切さ
○…三浦按針の妻「おゆき」に焦点をあて、逸見地区の活性化に繋げようと女性5人で3月に立ち上げたばかりの「おゆきの会」。仲間から推されて会長となり、旗振り役を担う。「気負いもあったがまずはやってみようと引き受けた。挑戦する大切さを皆さんに伝えるため、楽しみながら頑張りたい」と微笑む。
○…会立ち上げの発端は昨年6月、按針フェスタを通じて交流を深めた逸見好きの4人の中で「地域のために自分たちでも何か出来ることをやりたい」と話が盛り上がったこと。按針の菩提寺である浄土寺の協力も得てスタートさせた。「当時はまだ珍しかった外国人の妻となり、夫を陰ながら支えたおゆきさんは挑戦者であり、おもてなしの心に満ちた素晴らしい方。あやかるべきことは多く、その精神を今の時代にも伝えるきっかけづくりになれたら」
○…いつもにこやかでソフトな雰囲気は、職場の保育園で長年培ってきた子どもとの接し方を連想させる。だが一人っ子で子どもに苦手意識を抱いていた時期もあった高校生の頃。歳が離れた幼児の世話をする機会があり、そこで子どもの無垢さ、可愛らしさの虜になった。勤務中に大病を患った時、子どもたちの笑顔に元気をもらい、復活を果たした。「保育士の道を選んだことは挑戦する大切さを実感できた大きな転機」と振り返る。
○…5月4日には浄土寺近くで再びイベントを企画。按針をモチーフにしたオリジナル手拭いを販売し、有志の地元商店も出店を呼びかけた。一人また一人と地域から賛同の声が挙がり、広がりをみせる。「これこそ街づくりの原点であり、一人ひとりが主役。これからも私たちは挑戦し続けないと」。今度は地域からエネルギーをもらい、逸見で賑わいを生み出す。
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