「昭和の漁師街復活活性化P」始動 4月17日(日)に方向性を語る講演会
市が策定した『下町・城ヶ島地区活性化方策』に基づく公募型の活性化事業の平成23・24年度に実施する第2事業に『昭和の漁師街復活活性化プロジェクト〜商店街のテーマパーク化〜』が内定(本紙既報)。同事業を提案した有限会社シー・エフ・ビルマネジメント(倉橋隆行代表取締役・横浜市/(株)CFネッツグループ)が、今月から事業を始動するにあたり、手始めとして4月17日(日)に市長や県議を招いての同地区の将来について考える講演会を開催する。
市長らと将来について考える
同事業は、商店街そのものをテーマパーク化することで、三崎港にある産直センターうらりに集中する観光客を下町商店街や城ヶ島へと周遊させ、かつてマグロの漁師街として賑わった昭和の漁師街を復活させることを目的としているもの。
同社は、「三浦市は約70%が市街化調整区域に指定され、豊富な自然と建物が今もなお、昭和のまま残存している。この街には、潜在的観光資源が豊富に残っており、また、昔ながらの街並みは、映画やドラマのロケ地として幅広く利用される特長を持っている」ということを市の特長・特性とし、「それらの観光資源、ロケ地としての特性を生かして、広くプロモーションを行うことで地域活性化を行う」としている。
具体的事業は4点
具体的な事業概要としては、【1】歴史的昭和の漁師街と残された自然による映画等の被写体としての文化を掘り起こしながら地域を『昭和の漁師街』としてのテーマパーク化を図る【2】澤田痴陶人美術館を出店し、観光案内所としての機能をも持たせ地域案内を行う【3】下町・城ヶ島の観光ガイドWEB、プロモーションビデオ、観光ガイドマップを民間の立場で独自制作し無料公開、無料配布を行う【4】既存の古い建造物、テナントを活用し、『昭和の漁師街』をコンセプトに新規テナント開発・出店協力・自社出店等を行う-の4点を挙げている。
以上に関して同社が長年培ってきた不動産コンサルティングにおける土地活用、不動産活用の一環と捉え、また、ホテル業、飲食業も運営していることからの総合的なノウハウを生かした地域活性化プロジェクトになっていると説明し、これにより観光客の増加、若者・外国人観光客の増加、週・月単位の来訪者増加(平日観光客の増加)、観光客の回遊性の向上、そして働く世代の居住者の増加が見込まれると話している。
うらりで講演会
4月17日(日)にうらり2階のうみぎょうプレイスで、同事業の開始にあわせた講演会が行なわれる。午後3時から5時。入場無料。
当日は、吉田英男市長、木村謙蔵県議と同社倉橋隆行代表の3者が登場。今後の同地区の将来像における地域活性化の方向性がそれぞれから語られる。
詳細は同社ホームページhttp://www.cfnets.co.jp/などで。
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