利子補給金交付制度を導入 三浦市議会臨時会で関連補正予算案を承認
三浦市議会は、4月24日に行われた市議会議員選挙後初となる臨時会を5月19日に開き、平成23年度市一般会計補正予算ほかの議案を審議。補正予算案が承認されたことで、事前に公表していた「東日本大震災に伴う緊急経済対策利子補給金交付制度」の新たな導入も決まった。また、新議長に岩野匡史氏、同副議長に立本眞須美氏を選出した。
第1回三浦市議会臨時会が5月19日に開会された。4月の市議選後初の議会で、当選を果たした新たな15議員が出席した。
今臨時会では、議長・副議長の選出や各委員会人事のほか、議案3件・報告一件の審議が行なわれた。
議案は、「市国民健康保険条例の一部を改正する条例」に関しての専決処分の承認を求めることについてと、「平成23年度市一般会計補正予算」についてほか。前者は今年3月31日までの特例措置として行なわれていた出産育児一時金の増額を恒久的な措置とする改正につき急施を要したために、同3月30日専決処分したもの。また、後者は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ702万4千円を追加し、総額をそれぞれ158億6271万9千円とするもので、いずれも可決・承認された。
報告は、市土地開発公社の清算結了について。
制度は19日から開始
補正予算が承認されたことをうけ、関連予算が盛り込まれていた「東日本大震災に伴う緊急経済対策利子補給金交付制度」を新たに設けることも決定した。
同制度は、開始日の5月19日から今年9月30日までの間に、市内等金融機関から事業資金(1事業者当たり合計1000万円限度)の融資を受けた中小企業者(条件あり)を対象に、借入金に係る利子相当額の一部(年率1%以内・合計5万円を上限)を補助する事業で、東日本大震災により売上減少などの影響を受けた市内中小企業者らを支援していく。
議長に岩野氏を選出
当日は議案審議とともに、新議長・副議長のほか各委員会人事を図った。
その結果、議長には岩野匡史氏、副議長には立本眞須美氏を選出した。
岩野匡史(いわのまさし)議長は、昭和44年6月に三浦市議選に初当選。11期目。市議会副議長、経済建設常任委員長、総務経済常任委員長、決算審査特別委員長ほかを歴任。70歳。
立本眞須美(たてもとますみ)副議長は、平成11年5月三浦市議選初当選。4期目。経済建設常任委員長、監査委員を歴任。67歳。
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