地元一丸で活気を取り戻せ 『三浦海岸ビーチフェスタ2011』を開催中
海水浴シーズンを迎えたが、かつてはこの時期大いに賑わった三浦海岸海水浴場の海水浴客も平成11年をピークに伸び悩み、また、今年は東日本大震災や原発事故の影響によりさらに落ち込みが懸念されることから、地元関係者らが一致団結。7月1日から9月4日(日)まで『三浦海岸ビーチフェスタ2011』を開催中だ。期間中は、週末を中心にビーチスポーツの大会や様々なステージアトラクションが展開され、よりビーチを熱くする。
三浦海岸海水浴場は、三浦半島最大の海水浴場として昔から親しまれてきたが、レジャーの多様化の影響などにより平成11年に104万人の海水浴客を記録したのを最後に、その後は平均62万人程度にとどまっている。また、今年は3月11日に発生した東日本大震災による津波、そしてそれに伴う福島第一原子力発電所の事故による放射能の影響等により、さらに海水浴離れが懸念されている。
こうした危機的状況に対し、「なんとかこの危機を乗り切り、夏の海水浴シーズンの三浦海岸の活性化を図ろう」と、三浦海岸海水浴場組合をはじめとした関係者によって実行委員会が発足し、『三浦海岸ビーチフェスタ2011』(市・(社)市観光協会・市体育協会・三浦海岸まちなみ事業協議会・三浦ビーチ商店会・三浦海岸海水浴場組合・市スポーツ指導者協議会後援)の開催が決まり、すでに今月1日から始まっている。
ビーチスポーツやステージ・ゲーム
同海水浴場特設会場(海水浴場南側周辺区域を中心に展開)を設け、シーズン中の週末を中心に、ビーチバレー、ビーチサッカー、ビーチドッジボール、シーカヤックなどの砂浜でのスポーツ大会の開催や体験コーナーの開設、さらにフラやベリーダンス・バンド演奏などのステージショー、子ども対象のビーチフラッグなどゲームコーナーも設けられるなど、バラエティに富んだ魅力ある海水浴場づくりが展開される。
県では、県内海水浴場周辺の海水の放射能濃度測定を5月から毎月1回実施し結果を公表しているが、いずれの海水浴場でもこれまで不検出となっており、関係者らは「日本が大変な時期だからこそ、無事な海岸は元気であるべき」としている。
期間中のプログラムの予定や参加に関する詳細は、同フェスタの公式ホームページhttp://www.miurakaigan.net/を参照に。
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