三浦版 掲載号:2011年12月16日号
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三崎下町に不思議なイルミ 地元芸術家が製作

ネオン管を使ったL字型の光が闇に浮かぶ
ネオン管を使ったL字型の光が闇に浮かぶ

 三崎銀座商店街の一角に10日、L字型の不思議な青い光の塔が点灯された。三崎在住の現代芸術家・倉重光則氏が製作し、きらびやかなイルミネーションとは一線を画して、今年起きた震災からの復興を目指す被災地への思いを馳せ点灯させたもの。当初は「なにこれ?」と言っていた地元の人たちも、今では「観ているとなぜか落ち着く」と話すなど話題になっている。

震災復興への思いを馳せ点灯

 三崎銀座商店街にお目見えした青い光の塔は、ライトアートのパイオニアでもある倉重光則氏が、今月10日にアシスタントとともに丸1日かけて製作したもの。ネオン管4本を使用し作られたL字型のイルミネーションの高さは4・5メートル。「Depth of blue/Spirit」と題されている。直訳して「青の深み/精神」のタイトル通り落ち着いたブルーの光を放つ。

 これは、同じく三崎在住で三崎下町の活性化に尽力しているプロデューサーの藤沢宏光氏が、倉重氏に依頼して実現。藤沢氏は、以前から青光りする蛍光管やネオン管を使ったアートを展開している芸術家が三崎にいることは知っていたが面識はなく、昨年岡本太郎特別賞を受賞した美術家の長谷川学氏から倉重氏を紹介され知り合ったそう。その後各地を飛び回る倉重氏に、折を見て「何か地元三崎でやりませんか?」と声をかけ、同氏が快諾した。倉重氏は「この作品に携わることで、自分の中でまた新たな美術の世界に触れられるのではないかという思いで作らせてもらいました」という。

 依頼について藤沢氏は、「今回倉重さんの青い直線のネオン管の光を商店街の中ほどの空き地に設置したいと考えた背景には、今年がとても大きな出来事があった年だからというのがあります。震災から9ヵ月が経過した現在も被災地の復興はまだまだこれからで、放射能汚染の被害は海洋や県内各地においても報告が続いています。この時期、様々なまちで商店街や駅前を賑やかなクリスマスイルミネーションが彩るなか、三崎銀座商店街の一角をきらびやかなイルミネーションとは一味違う現代美術作品で彩りたいと考え、お願いしました。倉重さんが創り出した青い光は、2011年を心に刻み、それぞれの未来への切なる願いを込めて点灯されています」と話す。

 点灯直後は、近所の人たちも「?」マークの人が多かったというが、次第に噂が広がり足を運ぶ人が増え、中には「観ているとなぜか心が落ち着く」というリピーターも。

 点灯は、来年の1月10日(火)までの毎日、午後4時30分から9時まで。詳細な場所は、三崎銀座商店街の中の藤沢氏が経営するカフェ&バール「ミサキプレッソ〈MP〉」(三崎3-4-10)の前の空き地。
 

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