つるし雛でひと足早い春を 29日(日)まで三崎銀座で展示
三崎銀座商店街の「petit(プチ)スペースCOCO」で、市内在住の田邉伊久代さんが作った「つるし雛」の展示が明後日29日(日)まで開催されている。
つるし雛は、縮緬などの着物の布を解いて作った細工物を紐でつなげ、竹等で作った輪に吊るして飾りにしたもの。起源は江戸時代とされていて細工物一つひとつに長寿や健康などを願う意味があり、女の子が生まれたお祝いとして届けられ、桃の節句に飾ったと云われている。
田邉さんは、9年ほど前につるし飾り発祥の地といわれる静岡県の伊豆稲取に行った際に、本場のつるし雛を見て、その素朴で愛らしい縁起物に感動。以来、パンフレットや本を参考に自己流で作り上げ、現在その数は数千個に上る。
会場となっているスペースCOCOにも所狭しとたくさんの作品が飾られ、訪れた女性からは「かわいい!」という声が多く上がっている。
田邉さんは、「ちりめんや古布が生み出す色鮮やかなつるし雛の数々をぜひ見に来ていただき、柔らかな空気と温かさ、そして、ひと足早い春を感じていただけたらうれしい」と話している。
開館時間は、午前10時から午後4時。場所は、三崎港バス停から徒歩1分の三崎銀座商店街内・杉山洋品店となり。
問合せは、【電話】046・881・3363杉山洋品店。
使用料無料のレンタルスペース
今回田邉さんの展示が行われている「petitスペースCOCO」は、会場使用料無料(特別な設備等が必要な場合を除く)のレンタルスペース。
「三崎に足を運んでくれる人が少しでも増えたら、三崎を知ってもらえたら」という所有者の杉山さん(杉山洋品店)の思いで運営しているもの。
広さ6坪ほどで、商店街の通りに面し、前面がガラス張り。テーブルやイス、展示に必要なディスプレイ器具などもできるだけ協力するとし、「地域のサークルや学生さんらの発表・報告の場に利用してほしい」と杉山さんは話している。
問合せは同。
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