市ボラ協が20周年 心豊かな地域社会を目指し活動
三浦市ボランティア連絡協議会(高梨テイ会長)が今年創立20周年を迎え、記念式典が2月25日に南下浦町菊名の市総合福祉センター内で開催された。式典には、関係者らのほか来賓として吉田英男市長、川崎喜正市社会福祉協議会会長らも出席。高梨会長の感謝の言葉に対し、お祝いのコメントを寄せた。
三浦市ボランティア連絡協議会は、1991年4月に創立。高度経済成長を迎えた1965年ころから三浦市内でも自発的なボランティア活動が始まり、75年ころからは年を重ねるごとにグループ数も増加していった。その後、年号が平成にかわった1990年ころには各グループが協力。その中でさらに地域福祉を充実していこうと、市社会福祉協議会の協力を得て91年4月23日に設立総会を開き、36団体・9個人が加入して同連絡協議会が誕生した。
発足後は、「ボランティア活動を通じて明るく心豊かな地域社会生活を築いていくために会員相互の親睦を図り、各種情報を交換・連携し、さらに研修を行うことでボランティア活動の充実と促進を図る」という目的を掲げ、その実現のために交流会や親睦会、研修会、学習会の開催をはじめ、会員相互の情報交換にも力を入れ、ボランティア原則の共通理解を図り活動を進めている。
2001年にはうらりで10周年記念式典を行い、このときの加盟団体は32・会員は634人。
さらに03年に開いた総会で、より活動を活性化するために部会制を導入。「広報」「研修」「交流」「会員」の4部会に各団体の代表が所属し、各部会の自主計画によって事業を進めるというスタイルになり、現在に至っている。
また、05年に市総合福祉センターが完成したことで、活動拠点ができ、ますますスムーズな運営が図られるようになったという。
近年は、「三浦市民まつり」に毎年100人近い会員がボランティアとして参加しているほか、昨年度からはボランティアセンターと共催で同まつり内で「福祉体験ツアー」を実施している。さらには認知症を学び地域で支えようと「認知症サポーター養成講座」も開催し、認知症を正しく理解した上での地域における見守り活動も続けている。
式典では高梨会長が「皆さんのお力で20周年を迎えることができました」とあいさつ。来賓の吉田市長と川崎社協会長からは、「連絡協議会の活動に対し敬意を払うとともに感謝を申し上げる」旨のお祝いの言葉が寄せられた。
|
|
|
|
|
|