先月、三浦清掃業組合の会長に就任した 出口 光一さん 晴海町在住 64歳
人脈を活かし三浦のために
○…市内11社が加盟している三浦清掃業組合の会長に、4月1日付で就任した。現在同組合では、市のごみの収集事業の民営化に向けた働きかけを行っており、そういった課題の推進を踏まえつつ、「自分はこの職を長くやるつもりは全くないので、短期間で責任を果たしながら次の世代につなげる足がかりを作っていきたい」と、謙虚かつ重みのある言葉が口をつく。
○…同組合は、民営化推進以外にも様々な事業に取組んでいる。若手メンバーを中心に3年以上続けているエコキャップ運動では、これまでに発展途上国の子どもたち500人以上にワクチンを寄贈。毎年市民まつりにも出店し同活動の啓発PRも続けている。さらに災害緊急時救援活動への参加もするなど、地域貢献を図っている。民営化も夏季など交通混雑が予想される際に収集の時間を変更するなどの融通性や経費の削減など市民生活を考えてのことという。
○…三浦生まれの三浦育ち。子どものころから素潜りや釣りなど海と親しんできた。今はやはり釣りが趣味というが、ゴルフも毎週土日楽しんでいる。「つきあいだから仕方ないんだよ」と苦笑しながらやや慌て口調に。もともとは鉄屑やフカヒレの買取の仕事をしていたが、マグロ搬送船の廃油の処理の依頼を受けるようになったことから、産業廃棄物処理の許可を取り産廃業を営むように。そして、まちのために協力して取組んでいこうと、1999年に仲間とともに同組合を立ち上げた。
○…三浦商工会議所の常議員や横須賀法人会の会員のほか、複数の団体に所属。いくつかの役職も担っているなど、周囲の信頼は相当なもの。「いろいろな組織に属していることで、たくさんの人との関わりができている。その人脈を活かして、清掃業だけでなく広くこの生まれ育った大好きな三浦のためにがんばっていきたい」と、真剣な眼差しで力強く話した。
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