キタイワトビペンギン 京急油壺マリンパーク かわいい赤ちゃん大人気
京急油壺マリンパークで4月14日に希少種キタイワトビペンギンの赤ちゃんが誕生。お父さんペンギンはこれで10羽目の繁殖で、自らが持つ国内繁殖記録を更新した。
イワトビペンギンは、キタイワトビペンギン、ミナミイワトビペンギン、ヒガシイワトビペンギンの3種類がおり、このうち国内ではキタイワトビペンギンとミナミイワトビペンギンの2種類が飼育され、同パークではキタイワトビペンギンを飼育している。
1984年から85年に同ペンギンの野生個体9羽を導入し87年に初めて繁殖に成功。以来20年以上にわたり減少傾向にある同種の保存と繁殖に注力してきた。2004年に待望の2代目の繁殖に成功し、その功績に対し翌年、国内の動物園・水族館に与えられる最高の栄誉といわれる古賀賞を受賞した。
このほど生まれた赤ちゃんペンギンは、体全体がフワフワした産毛で覆われ、「ピヨピヨ」とひよこのような鳴き声で、ぬいぐるみのように愛らしく親に餌をねだる姿が観察できる。
同ペンギンは、生涯相手をかえることなく毎年同じペアから産卵。今回の父親は1984年12月に一緒に入館した母親とペアをつくり、92年から国内記録となる9羽を繁殖してきた。しかし09年に母親ペンギンが亡くなり記録更新が途絶えていたが、今回新たなペアをつくり、再び記録を更新した。すでに高齢だが、わが子をしっかり足元に抱き、口移しで餌を与えるなど、子育てのベテランぶりを発揮している。
パークの営業時間は午前9時から午後5時。入園料金は、大人1700円・中学生1300円・小学生850円・幼児(4歳〜)450円。
問合せは、同パーク【電話】046・880・0152まで。
|
|
|
|
|
|