盆の精霊送り ８月16日（木）三戸のオショロ流し
祖先の霊をオショロブネに乗せ三戸海岸から集団で送り出す
国指定重要無形民俗文化財に指定されている三戸のオショロ流しが８月16日（木）に行われる。
三戸のオショロ流しは、市内初声町三戸に伝わる盆の精霊送り行事。
毎年８月16日に神田、北、谷戸上の3つの地区ごとに行われ、８月13日に盆棚を設けて各家が迎えた祖先の霊を、16日の早朝、オショロブネと呼ばれる大きな藁舟（わらぶね）に乗せ、三戸海岸から集団で送り出す行事でセイトッコと呼ばれる少年たちの集団によって伝承されてきた。
セイトッコは小学校1年生から中学3年生までの男子で構成され、大将や親方と呼ばれる最年長の子どもが行事の中の中心的役割を担う。盆の期間中、地区の家々が年番制で務め、ヤド（宿）に集まって舟飾りの製作などを行い、16日の深夜には墓地を回って供物を集める。16日の早朝には三戸海岸でオショロブネが作られ、5色の旗などで華やかに飾りつけ供物が乗せられるとセイトッコが海に入り、泳ぎながらオショロブネを沖近くまで曳いていき、祖先の霊を海の彼方に送る。
午前６時頃から舟作り開始、午前8時頃から送りの予定。会場案内／三戸海岸（市内初声町三戸、京浜急行三崎口駅下車徒歩約25分）。
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