音の不思議にわくわく 親子で科学体験学習
三浦青年会議所(市村真理事長 三浦JC)は青少年会館で1日、科学の体験学習「親子で学ぼう見守ろう」を開催、参加した親子は音に関する科学を楽しんだ。
三浦JCは、わんぱく相撲など青少年育成事業を通して多くの子どもたちと触れ合ってきた経験から、子どもたちの自主性や判断を苦手にしている子どもが多くいることに危惧。自主性を育む機会を設けることで、子どもの成長の一助になればと、科学の体験学習を企画した。
講師は、益田孝彦氏(初声中学教頭、*サイエンスレンジャー)。参加したのは子どもと保護者の約70人。音の仕組みなどをテーマにした講義では、長短の筒を使い音の高低が変わることを説明。益田氏が長短それぞれの筒を吹き「筒がどんどん長くなると音はどうなりますか」と質問すると子どもたちは「低い音になる」と元気に答えていた。
空振をテーマにした講義では、音の広がる様子や聞こえる距離など道具を使い説明。益田氏の失敗も交えたパフォーマンスに、子どもたちから笑いも起こるなど賑やかに進んだ。
体験学習では、声の振動で物を動かす実験を親子で実施。用意された紙コップとストロー、画用紙を使い、子どもたちは指示通りに組立て実験開始。手本通りに出来て喜ぶ子どももいれば、うまくいかず、何度もチャレンジする子どもなど、夢中になって取り組む姿が見られた。参加した4年生の児童は「音って不思議と思った。先生も楽しくて笑った」と話していた。
*サイエンスレンジャー/科学技術の魅力に対してより深く、広い関心を持てるよう科学技術振興機構に任命された科学実験のエキスパートたち。
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原画ずらり上村一夫展3月29日 |
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