指導者の心構えを語る 前全日本卓球監督が講演
北京オリンピックで全日本卓球女子チーム監督などを務めた近藤欽司氏を講師に迎えたスポーツ講演会が11日、潮風アリーナで開かれた。会場には約200人が集まり、近藤氏だからこそ知り得る国際試合会場での緊迫した選手の状況や、オリンピックの物語を語った。
ロンドンオリンピックでは解説を務めた近藤氏。日本が銀メダル獲得を決めた試合では嬉しさのあまり「解説を忘れて、ヤッターと叫んでしまった」と告白し「ひとつだけ残念なのは私がテレビ映らなかったこと」と会場の笑いを誘った。
試合の話になると一転、険しい表情になり「国際大会でメダルを獲得することは決して簡単なことではない」と厳しさを語った。また、「いかに選手が持っている力を十分に発揮させてやれるのか。選手のメンタル面においても指導者は全力で取り組む必要がある」とした。
福原選手について、北京オリンピックで負けた悔しさを忘れずに地道に練習に打ち込んでいたとし、「練習場の壁に韓国戦で負けたときの写真を貼って取り組んでいた」と、福原選手の試合に勝つという思いの強さが表れたエピソードを披露した。
近藤氏の話は、オリンピックの話題から、指導者としての心構え、選手との接し方など多岐に渡った。ジョークを交えながらの講演に、会場内の人たちは終始、近藤氏の話に聞き入っていた。
御朱印集めて開運祈願4月20日 |
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