ボランティア推進計画 柱は人材育成など5項目 三浦市社協 事業計画を策定
三浦市社会福祉協議会はこのほど、今年度から5カ年の事業計画をまとめた「第2次ボランティア活動推進計画」を策定した。同計画は、市民や活動者向けに昨年実施したアンケート結果から見えてきた課題や今後の改善点、ボランティア活動に関する方向性などを踏まえた内容となっている。同社協は「アンケートの結果を踏まえこれからの活動に結びつけていきたい」と話している。
アンケートは、市民やボランティア活動従事者ら向けに実施し856人から回答を得た。計画は、アンケートの結果を踏まえヒト(人材育成)、モノ(施設・設備、活動場所の確保)、カネ(活動資金の確保)、ボランティアセンターの機能強化、情報(収集・発信)の5項目を柱にまとめた。
さらに、社協内でのボランティアの受け入れ体制の整備、活動に合った活動場所を探す支援と施設のマップ作り、補助(助成)事業のルールづくり、ホームページや広報紙社協みうらの整備と充実、SNSの活用など、さらに78事業に細分化した。
人材育成が課題
アンケートを読み解くと、人材育成を求めている人の割合が高いことが分かる。現役のボランティアも高齢化が進み、若い世代をはじめ多くの人の参加が課題となっている。ボランティア未経験者の回答で活動への参加意欲は約6割が持っていることが判明。しかし、すぐにでも活動したいと答えた人はわずか2%。ほとんどの人が、きっかけがあればという回答となった。現役で活動している人も、ボランティアを始めたきっかけは友人の誘いが最も多かった。そのことからも、新しい人材の発掘につなげるには、人的資源を活かしたきっかけづくりが必要ということが分かった。
また情報を得るためのツールとしては、これから活動を始めようと思っている人はインターネット、現在活動している人は紙媒体で情報を得ていることが分かった。
「人材育成は今後の課題のひとつ。ボランティアに参加しようという人の窓口の充実と現役で活動している人向けに情報発信のさらなる充実を図っていきたい」と話している。
この計画書は、同社協のホームページで見ることができる。
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