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三浦版 公開:2013年8月2日 エリアトップへ

「泳げるようになりたい」 有志集まり児童に水泳指導

公開:2013年8月2日

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手をつなぎ水に顔を付けて、水に馴れる練習をする児童
手をつなぎ水に顔を付けて、水に馴れる練習をする児童

 「ひざは伸ばして、リズムよく足を動かして」―大きな声がプールに響く。三崎中学校のプールで先月27日から31日の5日間、小学校2年生から4年生の泳げない児童を対象にした水泳教室が開かれた。泳げない子どもを1人でも減らそうと毎年開かれている同教室、今年で49回目。

 指導するのは、三浦市水泳協会会員、三崎中学校水泳部OBのほか、思いに賛同した人たち。指導者の中には、かつてこの水泳教室で習った子どもいる。皆ボランティアだ。「海に面した三浦市の子どもが泳げないなんて恥ずかしいからね」と、市水泳協会会長の勝俣敏男さん。

 今年参加した児童は56人。能力別に組まれた6つのグループに分け指導は行われた。水に顔をつけるのもままならない児童のグループでは、水の中を歩いたり水をかけ合ったりして、水に馴れることを重点に置いた指導が行われていた。別のグループでは、腕の振り方や足の動かした方など児童の手を取りながら指導していた。

 小学3年の女子児童は「昨年も参加した。今年は、平泳ぎで10m泳げるようになるのが目標」。泳ぎが苦手と話す小学3年の男子児童は「1mでも長く泳げるようになりたい」と元気よく答えた。

 教室を卒業した子どもたちは延べ3500人にも及ぶ。教室は泳ぎを覚えるだけが目的ではない。水を知ることで、水の事故を防ぐというねらいもある。「夏になると事故のニュースをよく聞く。いざという時に対応できる知識を身につけてもらいたい」と勝俣さんは明かす。

 「最初は水に顔を付けるのさえ嫌がっていた児童も、最終日には泳げるようになっている。子どもの成長は早い」と勝俣さんは目を細めた。
 

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