海水浴客70万人まで回復 天候、スポーツ大会が集客に
三浦市はこのほど、今年の海水浴場入場者数を発表した。市内5カ所の海水浴場入場者の合計は70万149人だった。これは、過去最低の東日本大震災が発生した2011年の38万人から大幅に増加、震災前の入場者数に戻った。昨年と比較しても17万人増で、134%のアップだった。
海水浴場別にみると三浦海岸が61万人(45万人)、大浦が1万8千人(1万8千人)、荒井浜が3万人(1万9千人)、横堀が5千人(7千人)、和田が3万5千人(1万9千人)となっている。()内数字は昨年。
増加した要因としては、シーズン中台風の影響もなく、特に週末は天候に恵まれたことが大きい。また、三浦海岸では今年、2年ぶりにスポーツイベント「ビーチフェスタ」を約1カ月間開催したことも入場者数の増加に繋がった。同フェスタは、海岸の砂浜を会場にビーチバレーやビーチサッカー、ビーチテニス大会などを開催するスポーツイベント。スポーツ大会開催で海岸のクリーンなイメージが来場客に周知された。「一部問題となったクラブ化した海の家は市内海水浴場にはなく、トラブルが発生していないことも集客に結びついたのでは」と、関係者は分析する。
市観光商工課は「様々な夏のレジャーがある中で、三浦市内の海岸は人気がある。ビーチフェスタのようなスポーツイベントで健全さをアピールしたことも大きいのでは」と、集客数が戻りつつあることに安堵の様子を見せる。しかし、シーズン中でも平日の集客数は低いといった課題も残されている。「昔はタレントを呼んでイベントを開催するなどして平日の集客を図ったが今はできない。今後、平日にどれだけの人を呼び込めるのかが課題となる」と話している。
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