2014年度 公益社団法人三浦青年会議所理事長に就任した 笠小（かさご）友和さん 南下浦町在住 38歳
思いを行動に変えて進む
○…社会やまちの発展に貢献することを目的に40歳以下の人が活動している団体。今年のスローガンは「実践躬行（きゅうこう）」。考えているだけでなく、まちのためにまず行動―。一言一句に力を込める。取材前のリラックス感から一転、本題に入った瞬間、スイッチが切り替わったようにこちらをグッと見つめ、理事長としての風格を漂わせる。
○…メンバーに求めるのは、今自分が持っているラインを超えた動き。それは自身を成長させることに繋がると信じている。「何ごとも諦めた時点で終了。さらに一歩踏み出すことができれば道は開ける。私もそうだった」
○…専門学校を卒業後、建設業を営む実家に就職。仕事も軌道に乗り始めた頃の２００８年、地域との関わりが希薄になっていた自分に気づいたという。「このままではいけないと感じた」。そんな時、知り合いから三浦青年会議所（ＪＣ）への誘いを受け入会した。1年目は、やりがいや意義を感じずどこか浮ついていたという。本当の意味でＪＣのメンバーになったのは神奈川ブロック協議会へ出向した2年目から。各地域から同じく集まったメンバーと活動を共にしたことで変わった。「三浦以外の地域の情報や活動状況を知る良い機会になった。これが自分にとって刺激になった。積極的に活動しようと奮いただせた」と振り返る。その後は事業やイベントに全力で取り組んだ。「今の自分があるのはＪＣ活動のおかげ。ＪＣに育ててもらった」
○…「少しおっちょこちょいなところがある」と小声。家業での役職は専務。現場監督や各種打ち合わせ、事務作業と多岐に渡る。今年は理事長という大役にさぞかし大変なのではと思いきや「やりがいがある」と忙しさを喜びに感じているよう。「一人では限界がある。支え合い、協力することで達成できる多くの仲間に恵まれている」と感謝を忘れない。
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