「向き合うことで成長する」 杉山氏、自身の体験語る
性同一障がいである自身の体験を織り交ぜた「ダブルハッピネス」の著者、杉山文野さんは22日、南下浦市民センターで開かれた三浦市主催の講演で、性の多様性をテーマに語った。
身体は女性として日々成長していく中で、心は男性として成長していくジレンマに「引き裂かれるような思いだった」と心境を告白。初めて性同一障がいという言葉を聞いたとき「僕以外にも同じ悩みの人がいることを知り心が和らいだ」と話した。
辛い葛藤を隠し続け過ごした学生時代の写真やエピソードを交えて行われた講演。杉山さんは自身の体験から「辛く苦しいことが大きければ大きいほど楽しいことは大きくなる。ネガティブにならないこと。きちんと向き合うことで成長に繋がる」と語り、その言葉に頷く来場者が見られた。
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