重油流出、漁業に影響 関係者から不安の声
先月、三浦市の沖合で発生した貨物船激突事故で、沈没した船から流出した燃料の重油が、市内の漁業関係者に影響を与えている。地区によっては、網入れを止めているところもある(3月31日時点)。
みうら漁業協同組合によると、海に流出した重油は広範囲に広がりつつあるという。「潮の流れや風の影響にも左右されるので注視している」と話す。
松輪で昆布を収穫していた夫婦は「事故後は、注意深くチェックしている。陸から近いところなので、今のところ影響はでていない。しかし、少しでも油の付着があれば出せないので不安な日々が続く」と話していた。
同漁業組合では、「漁業関係者に、どのくらい被害が及ぶのか情報収集している。現時点では現状の把握に努めているところ。これ以上、被害が拡大しなければよいが」と話している。
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