ビキニ事件記録を後世に 市のHPに公開
1954年、太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験で、三崎港から出港していたマグロ船が被爆し多くの犠牲者が出たといわれているビキニ事件。三浦市は、この事件の被害等をまとめた「ビキニ事件三浦の記録」を市のホームページに公開した。これは、96年に市が発行した記録書をデータにしたもの。同事件が三浦にもたらした被害、特にマグロ漁業の被害を後世に伝え、継続的な平和運動に役立てる。
当時、三崎漁市場ではマグロの魚体検査が毎日行われ150隻を超えるマグロ船の5万貫を超える放射能被爆したマグロが処分された。この事件をきっかけに核兵器の恐ろしさが広く知らされ、原水爆禁止運動や禁止の署名活動のきっかけとなった。
記録書には、事件の概要や被害を受けた漁船、関係者などの話が記載されている。
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