神奈川県 海辺でごみ有料回収 バーベキュー社会実験
夏のバーベキューシーズンを迎えるにあたり、バーベキューを楽しむ人たちのごみの不法投棄をなくすための社会実験を神奈川県は城ケ島の海辺で始める。ごみ袋の有料提供・回収とごみ回収を含む機材のレンタルを実施することで、ごみの不法投棄をなくすことを目指す。今回の実験で効果を検証し結果次第では実施場所を増やしていく意向だ。
三浦半島地域の海辺では、シーズンになるとバーベキューを楽しむ人たちで賑わう。その中で問題になっているのがごみの不法投棄。管理されている地域以外の場所では監視する人間がいないことからマナーに委ねられているのが現状だ。 今回実験場所となる城ケ島の白秋詩碑がある海辺もシーズンになると、バーベキューなどを楽しむ人たちで賑わう。地域の人によると、ごみを持ち帰る人もいるが、紙くずや食材などのごみの放置はなくならず、問題になっているという。中には、バーベキューの道具を放置していく悪質な人たちもいるという。「このような現状は、城ケ島だけではなく、管理の行き届かない三浦半島の海辺のどこでも見られる」と県は話す。
実験期間は、7月19日(土)から9月28日(日)で場所は、城ケ島の白秋詩碑がある海辺。ごみ回収を含むごみ袋代として45L3枚(分別用)セット500円で販売する。ごみ回収を含む機材のレンタルは、予約制で大人1人千円、小学生1人500円(在庫があれば当日受け付けも可能)。また、利用者へのアンケートを行い海でのバーベキュー利用の適正化に向けた検証を行うとしている。県横須賀三浦地域県政総合センター企画調整部田中康彦部長は「どのような形がベストか、実験をとおして最善の策を探っていきたい」と話している。
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