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三浦版 公開:2014年10月24日 エリアトップへ

郷土芸能「面神楽」 本番に備え練習開始

公開:2014年10月24日

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お囃子に合わせて踊りを練習するメンバー(上段写真)先輩に笛を習う星野さん(下段写真左側)
お囃子に合わせて踊りを練習するメンバー(上段写真)先輩に笛を習う星野さん(下段写真左側)

 「面神楽」は、太鼓と笛の音、踊りが三位一体となり繰り広げられる幻想的な舞が特徴。踊り手にセリフはなく、終始無言だ。それ故、指先から足の先まで体の全てを使い喜怒哀楽、強弱を表現する。何度も舞台で演じているベテランメンバーも、練習が始まると表情は一変する。役になりきり気合が入る。「歴代の先輩踊り手に恥じないものを見せたい。踊りに誇りを持っているからね」。

 11月9日(日)・10(月)に行われる舞台に向けた練習が11日夜、海南神社氏子会館で始まった。

 独特のテンポある音を出していく太鼓。そして、太鼓と同調するように音を奏でいく笛。踊り手は、双方が奏でる幻想的な音に合わせるように舞い、室内の端から端へと縦横無尽に動く。時折中断し、演者の動きと音のズレや間合いの確認を繰り返す。

 「自分も踊るような感じで吹くと、間合いや強弱のタイミングが分かる」と、先輩の指導を受けるのは、笛担当として去年、初めて面神楽に参加した星野さん(25歳)。「先輩の助言を聞き少しでも上達したい」と黙々と練習を繰り返す。

 地域に伝わる郷土芸能が全国的に衰退していく中、面神楽の踊り手も昔に比べると数は減っている。漁師中心だった昔とは違い、今の踊り手の職種は様々。それでも、親から子、子からその子どもへと、3世代に渡り受け継がれている家庭や時間の都合をつけて参加する人も。

 海南神社面神楽保存神楽師会の笹本輝夫会長は「皆、面神楽に魅せられた人たち。後世に残していきたいと思っている。三浦には、こんなに素晴らしい伝統の踊りがあるということを知ってもらいたい」と、メンバーに熱い視線をおくった。

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