伝統の踊り「面神楽」 11月9日・10日海南神社
三崎の海南神社に伝わる神事「面神楽」(三浦市指定重要無形民俗文化財)が11月9日(日)・10日(月)、同神社神楽殿で奉納される。大太鼓、締太鼓、笛の囃子に合わせて恵比寿の舞や羅生門など、12演目が演じられる。
面神楽は日本の神話に基づく神代神楽と江戸里神楽からなり、25座の演目がある。太鼓や笛の音に合わせ喜怒哀楽を無言で表現する。約30人の海南神社面神楽神楽師会により継承されている。
当日は、舞台を清める意味の舞「国固め」、山の神を懲らしめる物語「湯立て」など多くの演目が古くら伝えられ演じられている。中でも、漁の安全と大漁を願う「恵比寿の舞」は漁業を中心に発展してきた三崎地域特有の演目。これは、恵比寿様が大鯛を釣り上げる舞で昔から「漁神楽」として不漁の時に舞い、漁があると「礼神楽」として「浦島太郎」が演じられた。また、今年は「醜面」が予定されている。この演目は、鏡が高価な時代の話。若い女は公家が持つ鏡を欲するが、断られ怒りにまかせ力ずくで鏡を奪い、自分の顔を見る。すると鬼女に変じた自分の姿に驚き身を滅ぼすというもの。踊りながら、2つの表情の面を変えるところが見どころ。
入場無料。時間は両日とも午後5時から9時(雨天決行)。詳細・問合わせは、文化スポーツ課【電話】046・882・1111
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