ふさふさの白い毛並と、つぶらな瞳。人懐っこく、のんびりと草を食む姿は見た人の心を不思議と和ませ、笑顔にしてくれる。
三浦市社会福祉協議会内の総合福祉センターにある高齢者・障がい児童デイサービスセンター利用者らの人気の的になっているのは、雌ヤギの”メエちゃん”だ。
飼い主の只野輝夫さんは、県内各地を回ってヤギを介した雑草取りやアニマルセラピーならぬ”ヤギセラピー”のボランティア活動を行っており、今年4月から同センターでもスタート。「三浦を元気にしたい」と、ワゴン車に相棒のメエちゃんを乗せて伊勢原市から片道1時間半ほどかけて、訪問しているという。
「メエちゃん、こっちにおいで」「鳴き声がとても可愛いね」―。愛嬌ある姿に利用者は目を細めて喜び、自然と会話が弾む。およそ1〜2時間の交流では触るだけでなく、目の前で乳搾りの様子を見せたり、子どもたちが乗ったリヤカーを引っ張るなど束の間のふれあいを楽しんでいる。「初めての試みだが、心待ちにしている人も多くその効果に驚いている」と同社協担当者は話している。
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