三浦に夏がやってくる―。市内6カ所の海水浴場では、7月1日(水)と8日(水)に海開きが行われる。いずれも期間は8月31日(月)まで。三浦海岸では家族連れや若者層を呼び込もうと、昨年に続いてライブハウスの設置やビーチスポーツイベントが行われるほか、初めての取組みとして大型の海上遊具を設置し、集客促進を図る。
今年は7月1日に和田・三浦海岸・大浦、8日に荒井浜・横堀・胴網の6つの海水浴場がそれぞれ海開きを迎える。
観光は農業・水産業と並ぶ三浦の基幹産業の1つ。海水浴場の衰退は、地元経済の活性化にも直結する問題だ。昨今では、レジャーの多様化や海離れが進んでおり、平成6年に約250万人だった海水浴客も、この20年で4分の1ほどに減少。特に若年層の集客が課題となっている。
統計によると市内全体の海水浴客数は平成23年度東日本大震災の影響で約38万人に落ち込むも、24年度は約52万人、25年度に約70万人と増加し、復調傾向にある。昨年は梅雨明けが平年より遅く、台風や週末の天候不良が続いたため6カ所合計で平成25年度より約12万人少ない(対前年比82・86%)、およそ58万人だった。
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近年、三浦海岸の海水浴場運営委員会では、若者へのアピール策の一つとしてツイッターやフェイスブック、LINEなどの交流サイト(SNS)を活用した情報発信を展開。また、ビーチスポーツに関する大会や体験会・水鉄砲イベントの開催協力、ライブハウスの設置などで子どもから大人までが幅広く楽しめる海辺作りに注力してきた。
今年、さらなるテコ入れとして初めてオープンするのが水上アトラクション「三浦海岸ウォーターパーク」。今日、関東一早い海開きを迎えた逗子海岸でもファミリービーチの活性化策として市民団体の手で初導入されている、滑り台やトランポリンなど大小の浮遊具を使った海上アスレチックだ。大人・子どもともに30分500円、定員40人(ライフジャケット着用・入替制/小学生未満や泳げない人、身長110cm以下は利用不可)で楽しめるという。
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