三浦市は今月11日、県立三崎高校跡地の活用計画「(仮称)市民交流拠点整備事業(A地区)」の契約候補者「株式会社ベイシア」(群馬県前橋市)と、正式に事業契約を結んだ。スーパーや交流センターは再来年度内の利用をめざし、来年から現存する校舎の解体工事に着工する予定。
三浦市が2007年に神奈川県から約4億9000万円で購入した三崎高校跡地。今年2月には、市民交流拠点整備の事業者を民間から募り、公共機能を持つ施設にスーパーマーケットなどの物販店舗を併設した事業計画を提案した、(株)ベイシアを契約候補者に決定していた。
新施設は、鉄骨造2階建て延べ6947平方メートル。そのうち453平方メートルが、「市民活動支援」「協働推進」「市民参加窓口」「情報交流」「市民活動の場の提供」の5つの機能と、小網代の森の案内機能を持たせた市民交流センターを整備。研修室や多目的スペースなどが設けられる。
物販店舗は6494平方メートル。スーパー以外にも、飲食店などのテナントが入居する予定で2階部分には約250台を収容できる駐車場を整備する。
同地は定期借地制度を活用して20年間(建設と解体撤去期間を除く)、ベイシアに有償で貸し付けられ、整備と維持管理を行う。市はテナントとして施設を借り上げる形で交流センターを運営していく。これにより、地代約3億5640万円、センター賃料を2億6110万円とし、差額の約9530万円が市の収入となる。
校舎解体は来年1月
旧初声高校との統合により廃校となった三崎高校=写真=は、その後映画やドラマの撮影地として活用されてきたが今年5月末をもって終了。市民に親しまれた校舎は年明けから解体工事が始まり、同年6月には新施設の建設工事に着工する。なお、同社が運営するショッピングセンターは17年12月以降に開業予定、18年2月には交流センターがオープンする見込み。
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