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油壺マリンパーク 貴重標本を一般公開 昨年捕獲のダイオウイカ

社会

掲載号:2015年12月4日号

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展示されている子どものダイオウイカ
展示されている子どものダイオウイカ

 世界的に珍しい子どものダイオウイカの標本が、先月29日から京急油壺マリンパークで一般展示されている。現在まで国内外で約600の個体が確認されているが、子どもの報告例は稀。同館によると水族館としては初めての公開になるという。

 今回展示されている個体は、今年5月に横須賀市の大津漁港で水面に浮かんでいるところを漁師が発見し、生きたまま捕獲したもの。全長約1・2メートル、重さは約1キロ。「触(しょく)腕(わん)」と呼ばれる2本の長い足や、丸みのあるヒレの形状などがダイオウイカの特徴に類似していたが、その名のとおり、10メートル以上にもなる世界最大級の無脊椎動物で知られているダイオウイカとしては非常に小さく、同館の飼育員もその場では種の同定することができなかった。

 その後、冷凍保存した個体はマリンパークへ寄贈され、今年6月に国立科学博物館・筑波研究施設で専門家による調査を実施。その結果、生まれてから1年未満で、人間に例えると小学生に相当する「子どものダイオウイカ」であることが判明した。

 同館によるとダイオウイカは、これまでに世界中でおよそ600の個体が見つかっているが、「子どもが見つかることは非常に稀で、貴重」と話す。2013年に鹿児島県沖で初めて発見されて以降、今回が4例目になる。

 マリンパークでは、先月末から透明なアクリル樹脂に封入したアクリル包埋標本(高さ88センチ×幅33センチ×奥行き7・8センチ)として、水族館で初めて一般へ公開。今後は常設展示され、来場者は360度から間近で観察できる。

 全国的に捕獲が相次いだ昨年。東京湾での発見は比較的珍しいと言われているが、同年3月にも同じく横須賀市の走水漁港入口付近で全長約4メートル・重さ約25キロを超える個体が捕獲されたことも。多くの報道陣の注目を浴びるなか、ダイオウイカ研究の第一人者である窪寺恒己博士(国立科学博物館)らによって学術解剖され、胃の内容物などの生態調査が行われている。

*  *  *

 12月中の開館時間は午前9時から午後4時半。入園料は大人1700円、中学生1300円、小学生850円、3歳以上の幼児450円。

 問合せは同館【電話】046・880・0152

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