暖冬による育ち過ぎで市場流通できない規格外のダイコンを有効活用―。今月8日、知的障害(児)支援施設「ハーベスト・きくな」の利用者らが初声町和田の畑を訪れ、ダイコンの収穫体験を行った。
昨秋から今年初め頃まで続いた記録的な暖冬の影響で、大幅に値崩れしたダイコン。供給過剰を抑える出荷調整・停止のあおりを受けた多くの農家では、収穫や加工作業が追いつかず自主廃棄を余儀なくされている。
市内で農業を営む高梨和吉さん(下宮田在住)もその1人。春キャベツの植え付け時期が目前に迫る中、これまで野菜を通じて東日本大震災の被災地支援など社会活動を行っていた経験から、「せっかくなら捨てずに美味しく食べてほしい」と市教委や社会福祉協議会、三浦ライオンズクラブなどに有効活用を呼び掛けた。
約900坪の畑には数千本から1万本にもなるダイコンがひしめくように植えられており、参加者は大興奮の様子で収穫。ずっしりと大きく育った三浦の恵みを両手にして笑顔がこぼれていた。
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