東京観光専門学校(東京都新宿区)の学生らが2月28日(日)、三浦海岸地区で催されている「桜まつり」と連動した1日限定のイベントを行う。河津桜の見物客を三崎地区へ回遊させる取り組みで、スタンプラリーやマグロの解体ショー、創作スイーツの提供などを企画している。
近年では、30万人を超える見物客が訪れる一大イベント・三浦海岸桜まつり。河津桜を目当てに訪れた人々を三崎地区まで誘導し、市内周遊を促すことでより多くの三浦の魅力に触れてもらおうと、同校の旅行学科の学生が「人を集め、動かす」のテーマのもと、集客イベントの企画立案から運営まで手掛けている。
当日は三浦海岸駅から三崎港間で無料のマイクロバスを3便運行させ、周遊の足を確保(11時30分/正午/午後1時出発、先着順で整理券配布)。その上で、三浦海岸、小松ヶ池公園、三崎港の「うらり」の3カ所をまわるクイズスタンプラリーを実施する。全てのスタンプを集めると、うらり2階で午後2時から披露されるマグロ解体ショーの見学と試食が楽しめる仕組み(先着150人)。
また、同校カフェサービス学科による「桜カフェ」を当日限定でオープン。南下浦町金田にあるイイジマ農園の協力で、地元産新鮮野菜と果物を使い、桜をイメージしたスイーツや三浦大根が味わえる地産地消メニューを提供する。そのほかにも、家族連れをターゲットにしたジェルキャンドル作りの無料体験コーナー(先着50人)、生徒が手作りした記念撮影用のフォトフレームの設置など老若男女が楽しめる催しを企画した。
イベントリーダーの小林傑さんは、「三崎で食べたマグロの美味しさなど、実際に現地へ行ってみないとわからない。イベントを通して土地の魅力を感じてもらい、『三浦にまた来たい』と思えるように工夫した」とPRする。
街を学びの場に
東京観光専門学校と三浦市では、シティセールスに関する取り組みを官学協働で行っている。毎年、観光職をめざす同校の学生たちが研修旅行で三浦を訪問。観光スポットを実際に回りながら地域資源を活かした旅行プランの企画立案について学んでいるほか、研修をもとに造成した”三浦ツアー”を市職員にプレゼンテーションする機会が設けられるなど、実学教育の場として活用されている。
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