自転車愛好家を中心とした観光客を三浦半島に呼び込み、広域的な周遊を促す「サイクルスタンプラリー」が今月からスタートした。スマートフォンのGPS(位置情報システム)を利用して、計8カ所のマイルストーンを巡るイベントで、6月末まで行われる。
イベントを主催するのは、横須賀・鎌倉・逗子・三浦の4市と葉山町の魅力向上をめざし、自治体・観光協会、鉄道会社などで組織する「三浦半島観光連絡協議会」(会長・吉田雄人横須賀市長)。今年3月、同協議会では半島内の景勝地にまぐろやヨットなど、それぞれの地域をイメージした記念撮影用モニュメント「マイルストーン」を設置。併せてスポーツ自転車専用の駐輪ラックを備えたサイクルステーションの整備も完了し、供用開始を記念したスタンプラリーイベントが企画された。
参加方法は専用ホームページ(【URL】http://webcp.jp/miuracycling)から利用登録。スマートフォンの位置情報システム(GPS機能)を使って、各地でスタンプを獲得する仕組み。マイルストーンの設置場所は、県立観音崎公園・北下浦海岸通り第2駐車場・荒崎公園(横須賀市)、鎌倉海浜公園(鎌倉市)、小坪飯島公園(逗子市)、宮川公園(三浦市)、長者ヶ崎駐車場・湘南国際村センター(葉山町)の8カ所。
実施期間は6月30日(木)まで。スタンプの獲得個数に応じたプレゼント抽選のほか、およそ30軒の協賛店でさまざまな特典が受けられるクーポンサービスも行っている。
進む観光客受け入れ整備
同協議会ではこれまでにも誘客を促す取り組みを展開。サイクリングと三浦半島の魅力を発信するパンフレット「自転車半島宣言」の作成・配布や、スムーズな周遊をサポートするため、半島内一部のコンビニエンスストアや飲食店に、タイヤのパンク修理道具や空気入れを準備した「サイクルエイドステーション」を昨年設置している。
4市1町に点在する地域の観光資源をネットワーク化させることで、自転車でめぐる三浦半島ならではの観光モデルを確立。今後も広域・滞在型観光の振興に力を入れていくという。
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