三浦市社会福祉協議会主催の「第1回介護予防インストラクター養成講座」が先月24日に修了し、約50人の受講者に修了証が手渡された。
市社協では、健康維持や介護予防、仲間づくりの場に活用してもらおうと市内3カ所で理学療法士らによるリハビリ体操教室を展開。参加者自身の健康意識の向上にとどまらず、「町内会や所属するサークルで体操を広げたい」といった意欲的な声が多かったことから、介護予防や認知症に関する基礎知識のほか、体操教室の開き方を指導する同講座を昨年からスタートさせた。24日に開かれた最終回では、「地域の人が参加したいと思えるサロン(体操教室)をつくるには」をテーマに、グループに分かれて積極的に意見を交換し合った。
市社協によると、半数の受講者が介護予防体操の講師となって地域での活動を希望。三浦市が構築を進める地域包括ケアシステム(※)への寄与も期待されており、今後、生活支援コーディネーターと連携を図りながら教室開設や運営をサポートすることで、住民主体の身近な通いの場を増やしていきたいとしている。
※「地域包括ケアシステム」とは、必要な医療・介護・生活支援サービスを受けながら、住み慣れた土地での暮らしを地域全体で支える仕組み。団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据え、全国の市町村で構築が進められている。
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