三浦版 掲載号:2016年5月27日号 エリアトップへ

「広がれ心のバリアフリー」 市民有志が啓発活動

社会

掲載号:2016年5月27日号

  • LINE
  • hatena
賛同を呼び掛ける出口さん(左)と長崎さん
賛同を呼び掛ける出口さん(左)と長崎さん

 三崎下町地区の有志を中心に、高齢者や障がい者などへの理解を広める「こころのバリアフリー」啓発活動が行われている。「市民と三浦を訪れる観光客が安全で、楽しく快適に過ごせる街」をめざし、全市的な動きにしようと市民の輪を広げている。

 バリアフリーとは、高齢者や障がい者など社会的弱者が日常・社会生活を送る上で障壁(バリア)となるものを除去(フリー)することをさす。施設整備の推進と併せて、差別や偏見など心理的な障壁を取り除く意味も持つ。

 三崎地区で『こころのバリアフリー』化の普及啓発活動に取り組むのは、出口淳子さんと長崎美津子さん。SNSサイトのフェイスブックで、静岡県島田市の障がい者団体「バリアフリーてけてけ隊」の活動を目にしたことがきっかけだった。誰でも街へ気兼ねなく出掛けることができる社会づくりをめざすもので、行政や社会福祉協議会、大学、地元商店などに協力を依頼。賛同者は「何かお手伝い出来ることはありませんか?お気軽にお声掛けください」と書かれたサポーターを示すPRステッカーを掲示。そのほかにも商店街で地域交流イベントを開催するなど、バリアフリー精神を草の根で浸透させている。

 日ごろから在宅ヘルパーとして介護職に携わる出口さんと長崎さんは、島田市での活動に感銘を受け、「なぜ三浦にはないのか。多くの人に知ってもらいたい」と、団体からステッカーとパンフレットを取り寄せ、自身のフェイスブック上での情報発信や近隣商店を1軒ずつ訪れて趣旨を説明。協力を呼び掛けたほか、三浦市役所や商工会議所などへも直談判して回ったという。「例えば、美味しいまぐろを食べたいと三崎に来たとして、障がいを理由に断られてしまったら」と長崎さん。「みんなが楽しい思い出を作れる三浦にしたい。それが目標です」

 活動を始めてまもなく2カ月。協力の輪は徐々に広まり、今では20を超える賛同者がいる。三崎下町商店街の飲食店経営者らは、「観光地として、さまざまな人を受け入れる環境を整えるべき」「バリアフリー対応の店舗ではないが、ちょっとした配慮や声掛けでたくさんの人に食事を楽しんでもらえるなら」と賛同した理由を話し、ステッカー掲示を通して、バリアフリーについて改めて考えてもらうきっかけにも繋がったという。

 今年4月から施行された障害者差別解消法や4年後に迫った東京パラリンピックの開催を契機に、「バリアフリー環境の整備は今以上に必要になるのでは」と2人。全国的な機運の高まりを見据え、今後は全市的な取り組みとしてさらに強力の輪を広げていきたいとしている。

 取り組みの詳細やサポーター賛同の申込みは、出口さん【電話】046・882・5281

三浦版のトップニュース最新6

グランピング施設を提案

三浦地所

グランピング施設を提案 社会

城山地区利活用の事業契約へ

9月24日号

“ちょい乗り”で周遊促進

“ちょい乗り”で周遊促進 社会

電動キックボードをレンタル

9月24日号

ワクチン接種に補正予算

三浦市

ワクチン接種に補正予算 政治

総額およそ1億円

9月10日号

授業配信で学習機会確保

市立小中学校

授業配信で学習機会確保 教育

希望者にタブレット貸与

9月10日号

7億9千万円で最多更新

ふるさと納税

7億9千万円で最多更新 経済

コロナ被害支援も一因

8月27日号

「小児がんとの闘い支えて」

「小児がんとの闘い支えて」 社会

両親ら募金協力呼びかけ

8月27日号

あっとほーむデスク

  • 9月10日0:00更新

  • 8月27日0:00更新

  • 8月6日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年9月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook