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”三崎産ツナ”を商品化 県と地元業者が共同開発

社会

掲載号:2016年7月22日号

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開発したコンフィ
開発したコンフィ

 城ヶ島にある県水産技術センターと(株)三崎恵水産がこのほど、まぐろを使った新たな加工品「まぐろのコンフィ」を共同で開発し、商品化した。7月28日(木)からインターネット上で販売を開始する。地元の水産加工品に付加価値を生み出し、販路・消費の拡大に繋げていきたいとしている。

刺身に劣らない付加価値を

 まぐろのコンフィの原料は、刺身でも食べられるほど鮮度のいいビンチョウまぐろを使用。油脂に漬け込み、スチームコンベクションオーブンを使って低温でじっくり加熱するフランス料理の調理法の1つ「コンフィ」で、消費者になじみ深い”ツナ”を製造。三崎ならでは加工品として売り出す。まぐろが持つうまみ成分のイノシン酸が外に溶け出さず、火の通し過ぎで身が固くなることもないため、市販のツナ缶よりもしっとりやわらかな食感が楽しめるという。

 「良い素材を適した加工で、美味しいものを作りたかった」と開発の経緯を話すのは、城ヶ島でまぐろの加工・卸売業を営む三崎恵水産常務取締役の石橋匡光さん。水産品の商品価値は鮮度が高いほど大きくなる傾向があり、手間をかけて加工品を作っても、鮮魚と比べて値が下がることに矛盾を感じていたという。「価格競争に参入せず、高品質化によって訴求力の強い自社製品を作り、消費者の購買意欲に働きかけてはどうか」。地元水産物の有効活用と地域ブランドの構築で、水産加工品価格の底上げを図ろうと新商品の開発に乗り出した。

 2013年には、新たな視点や需要開拓の可能性がある事業に対して国が補助する「地域資源活用事業計画」の認定を受け、「三崎産ツナ」製造事業がスタート。地域の特徴を活かした魅力ある加工品の開発研究を行っている県水産技術センターへ協力を仰いだ。

 「脇役ではなく主菜になるものを」。自社内に設けたテストキッチンで試行錯誤を繰り返し、イベントでのテスト販売や水産関係者らを集めた試食会を実施して改良を重ねてきた。

 「加工することで価値が上がる商品ができれば」と石橋さん。三崎まぐろのブランド力と問屋のノウハウを活かしながら、「新しいマーケットの拡大をめざしたい」と話した。

 「Maguro Confit まぐろ屋さんのごちそうツナ」は、1パック250gで950円。7月28日(木)からホームページ【URL】http://megumi-fishstand.comで購入できるほか、イベントなどを中心に店頭販売される予定。

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