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三浦版 公開:2017年1月27日 エリアトップへ

市民サークル「みうら楽農くらぶ」の会長を務める 葛原 孝治さん 下宮田在住 67歳

公開:2017年1月27日

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野菜とともに生きがい育む

 ○…野菜づくりは単に作物を育てるだけでなく、志を同じくする仲間との絆を育み、健康で生きがいに溢れる人生を過ごすための彩りになる。生涯学習として農業に親しむ市民サークル「みうら楽農(らくのう)くらぶ」には、60歳〜80歳台のメンバー、約50人が集う。会の発足から20年近く経っても多くの人に支持されるのは、経歴や肩書き関係なく純粋に農業を楽しもうとする気風が大きい。「『今までは今まで、これからはこれから』そんなルールがあるんです」

 ○…「まさかこれほど熱中するとは」。農業への関心はもとから高いわけではなかった。偶然目に留まった市民講座「趣味の農業」の受講生募集。何の気なしに通い始めたが、予想以上に面白かった。座学と実習を通して、土壌改良や堆肥、連作障害などの知識が増えるごとに奥深さを知った。その後、講座の修了生で作る同会に加入。今では山地を切り開いて作った約100坪の畑で、イタリア野菜や京野菜などを珍しい品種を中心に栽培している。

 ○…現役時代に地域との関わりが希薄な男性は、定年退職後、社会活動や交流への参加意欲が低く、居場所を見つけにくいと言われている。自身も市外からの移住者だったため、当初は頼れる友人もほとんどおらず農業を通じた出会いに感謝してもしきれないという。また、活動の一環で市主催の農業講座の指導や平塚農高の実習補助員としてボランティアに携わるため地域の一員であるという実感もやりがいに繋がっている。

 ○…会長職に就いて4月で丸1年。目下の課題は会員の増強だ。古参メンバーらが発足から今日まで育ててくれたこのサークルは、胸を張って良いと言える。若いうちから興味を持ってもらうには、野菜づくりの醍醐味を知ってもらうには―と策を練る。「市が行う移住促進事業も畑付きの物件の活用や補助、市民農園の開設などをしたらどうだろうか」と話し、アイデアが実る日を待ちわびる。

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