三浦版 掲載号:2017年4月7日号 エリアトップへ

ふるさと納税 返礼特典に福祉施設製品 障害者の就労改善めざし

社会

掲載号:2017年4月7日号

  • LINE
  • hatena
ハーベスト・きくなによる記念品
ハーベスト・きくなによる記念品

 三浦市はふるさと納税制度に福祉施設の活動紹介や通所者の社会参加促進などを目的とした「ハートフルさと納税」を4月から導入した。これまで農水産物などの特産品が中心だったが、市内障害者施設や地域作業所で製造された品を記念品に追加。市は自治体の魅力発信だけでなく、地域福祉の充実や活動PRに繋げていきたい考え。

 応援したい自治体に寄付をすると住民税や所得税の控除が受けられる「ふるさと納税」制度。三浦市では2012年度に返礼の記念品を導入すると、マグロをはじめとする海産物や新鮮な農作物などの地元ブランドの特産品が話題を呼び、寄付総額約130万円だった前年度から大きく伸び、1500万円を超える寄付が集まった。ふるさと納税の認知度の高まりと比例して、14年度は1億5800万円、15年度は約1億4600万円と推移している。

 しかし、近年では高額商品を特典とするなど自治体間で記念品競争が激化。総務省は適正化を図るため、調達額の目安を寄付額の3割以下にする旨の要請を今月1日付で全国自治体に通達する事態となっている。吉田英男市長はこれまで「寄付金獲得のために華美な特典による競争は考えていない。ふるさと納税制度本来の趣旨に沿って進めていく」との姿勢を示していた。

販路拡大に期待

 今月から市は「ハートフルさと納税」と銘打ち、市内の障害者施設製品をふるさと納税の返礼品として取扱いをスタート。選択すると記念品代が当該施設の売り上げとなり、就労支援や工賃アップにつながる仕組みだ。「手に取ってもらうことで障害者への理解を深めてもらう機会にもなれば」と財政課担当者は話している。

 福祉課を通じて各施設に打診。第1弾の出品となったNPO法人「ハーベスト・きくな」(南下浦町菊名)では、「至福のハーブティータイムを」「癒しのハーブセット」と名付けた詰め合わせを用意。知的障害を持つ作業所利用者らが畑で丹精込めて育てたハーブを使った菓子やお茶などが贈られるという。

 こうした製品は市内イベントや市庁舎内で毎週水曜に開かれる「ハートフル・マーケット」などで販売されているが、その範囲は地域に限定。新たな購入者層の開拓による売り上げ増加は容易でないという。同団体代表の石崎洋美さんは、「全国に施設をPRできる機会。すでに利用者のみなさんはやる気満々で、モチベーションになる」と歓迎している。

 新年度から記念品の品目は231に拡充し、小網代の森のガイドツアー、農園でのたくあんづくりなど体験型商品を続々追加。独自路線で他の自治体との差別化を図りながら、観光誘客の増加、三浦ファンの獲得に期待を寄せている。
 

三浦版のトップニュース最新6

「初声の歴史知って」

市民グループうぶごえ

「初声の歴史知って」 文化

史跡まとめたマップ作成

5月13日号

畑の中に釣り堀オープン

高円坊農業生産法人

畑の中に釣り堀オープン 文化

新たな観光スポット誕生

5月13日号

30周年記念誌「絆」発行

市ボラ協

30周年記念誌「絆」発行 社会

助け合いの歩み、1冊に

4月29日号

個性派ポスター制作

三崎下町環境美化の会

個性派ポスター制作 社会

一斉清掃5月20日に向け

4月29日号

「移住相談」増加続く

三浦市

「移住相談」増加続く 社会

21年は転入者プラスに

4月15日号

江戸期の商家、宿に再生

江戸期の商家、宿に再生 経済

顧客回遊で夜の賑わい創出へ

4月15日号

あっとほーむデスク

  • 5月13日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月1日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年5月13日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook