三浦版 掲載号:2017年4月21日号
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三浦海岸駅前であす21日に開かれる「青空社交ダンス教室」を主催する 湯山 ひろみさん 上宮田在住

ダンスの可能性を信じて

 ○…「『格式高く難しそう。古臭い趣味』。今も根強く残る社交ダンスの固定概念を壊したい」と、普段着とスニーカーで誰でも楽しめるイベント「青空社交ダンス教室」を昨年初めて企画。参加者からの好評の声を受け、あす2回目の開催を迎える。ダンスフロアでなくていい、技術や衣装がなくてもいい。「音楽とリズムを感じ、楽しむ気持ちさえあればそれがダンス」。太陽の下で老若男女が生き生きと踊る姿が目に焼き付いている。

 ○…宝塚歌劇団のステージに心打たれ、中学生の時にバレエを始めた。タカラジェンヌをめざし、音楽学校を受験するもあえなく不合格。それでも舞台に立つことが諦めきれず、バックダンサーやショーダンスで腕を磨いた。「社交ダンスをやってみたら」。趣味で嗜んでいた母親の勧めと偶然目にした競技ダンスの映像に魅了されたことで転身。本格的に学ぶため渡英し、世界的に由緒ある全英選手権に出場を果たした。

 ○…選手引退後は都内のスクールや自身が主宰する教室で指導者として活動。現在は介護・認知症予防を体操で啓発するインストラクターや精神的治療を促すダンスセラピーにも携わっている。ダンスは芸術、スポーツという側面だけでなく、万国共通のコミュニケーションツールとして人々の心を豊かにしてくれる。「私にはダンスしかないので」。しかし、秘められた可能性は無限大だ。

 ○…生まれ育った三浦に戻って10余年。自分なりの恩返しの意味も込め、街のPRを兼ねたダンスイベントを開催したこともある。まちづくりやボランティアに献身的な両親の存在が大きく、「私も何かしたい」と一念発起。自ら直談判しに地元企業を回って協賛を募集し、大成功を収めた。今回の青空社交ダンス教室も高齢化や人口減が続く三浦の賑わいづくりに役立てばとの思いが強い。「常に楽しむ気持ちを忘れずに、コツコツと広げられたら」

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