三浦市は、神奈川県や東京大学高齢社会総合研究機構と連携し、今年度から「フレイル予防事業」をスタートした。
「フレイル」とは、加齢に伴う筋力や活動性・認知機能・精神活動などが低下した虚弱状態のことで、要介護の前段階を指す。近年、県では早期に病気の芽を摘む「未病の改善」による健康寿命延伸を推進。その一環としてフレイル予防プログラムも積極的に導入し、県内では茅ヶ崎市などで取り組みが始まっている。
今月12日、三浦市でも第一回のフレイル測定会が行われ、65歳以上の市民25人が集まった。「健康は食・口腔機能(栄養)、運動、社会参加の3つの柱から」。同大教授でフレイル予防を提唱する飯島勝矢さんが講師となり、日常生活での心得を指南。最初は聞きなじみのない言葉に戸惑いの表情だった人も、熱心に耳を傾けていた。
また、当日は「フレイルサポーター」と呼ばれる地域の健康づくりを担う市民ボランティアも協力。参加者の筋肉量や滑舌、足腰のバランスなどを測定し、兆候を調べた。サポーターは今後も研修を重ねたあと、市内で測定を実施して啓発を行っていく。
未病改善を啓発
三浦市社協は、未病改善の重要性を普及し、市民の健康意識を高める「未病サポーター養成講座」を11月30日(木)午後2時〜4時に行う。会場は六合の県合同庁舎4階。
講義では、未病の概念や事業の取組みを紹介。認知症予防体操「コグニサイズ」、口の体操などの実技も交えて、健康づくりに必要な知識を習得する。
参加は所定の申込書に必要事項を記して、三浦市社協へ持参・郵送・【FAX】で申込む。受講無料。
詳細は同社協の成田さん【電話】046・888・7347
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